京都の古民家:京町家は取り壊さずに買い取ってもらったほうがいい?
Column

京町家 京都の伝統的な住宅に「京町家」と呼ばれるものがあります。

 

平安時代から1950年(昭和25年)にかけて建てられていた京都の古民家は、現在需要が上昇し、高価買取のチャンスが生まれやすくなっています。

 

にも関わらず、現存されている京町家は解体されることが多く、京都の景観にも少なからず影響を与えているのです。

 

今回は京都の古民家である京町家に焦点を当て、京町家の持つポテンシャルについてお話をしていきます。

京町家とは

京町家という名称は、昭和40年代に作られた造語です。

 

そんな京町家ですが、実は明確な定義はありません。

 

公益財団法人「京都市景観・まちづくりセンター」では、以下のものを京町家と定義付けています。

  • ・間取りが「うなぎの寝床(間口が狭く細長い間取りのこと)」であること
  • ・間取りに通り庭や続き間、坪庭や奥庭を保っていること

これらを保っている、あるいは過去に有していたものが、一般的に京町家とされています。

 

豆知識:京町家は建売住宅のご先祖様?

京町家が京都で普及した理由の一つに、建物の「規格化」があります。

 

京町家は平安時代、地方から徴用された商人や職人の住処として始まりましたが、江戸時代中期には一般家屋として用いられるようになりました。

 

江戸時代はいわゆる天下泰平と呼ばれるほど世の中が平和だった時代であり、日本の産業文化は大きく発展しました。

 

建築技術も例外ではなく、江戸時代に様々な技術が生まれ、それに伴い建築技術の合理化も行われるようになったのです。

 

間取りや素材を統一、規格化することで建築のテンプレート化や統一感のある建築意匠の形勢、家具の共有化などが実現されたといえます。

 

こうして生まれた京町家の工法は全国各地に広まり、町家建築に影響を与えました。

 

現代でも京町家のようにある程度規格化されているのが、建売住宅です。

 

そう考えると、京町家は建売住宅の先祖に当たるのかもしれませんね。

京町家の需要

そんな京町家ですが、古民家にも関わらず人気は高く、需要は年々高まっています。

 

京町家の需要が高まる理由は、「建物の希少性」と「立地の希少性」が関係しています。

 

ここでは、この2つについてご説明しましょう。

建物の希少性

京町家は、建物そのものが希少であり、古民家であること事態に大きな価値があります。

 

古いものでは江戸時代頃に建てられた京町家は、歴史的な価値が極めて高い物件です。

 

また、京町家は現代の建築物とは違い「伝統工法」と呼ばれる昔ながらの建築方法によって作られています。

 

現代でも伝統工法で建てることは可能ですが、2007年の法改正によって確認申請がより厳格化され、建築までのハードルが非常に高くなってしまいました。

 

加えて、古民家の空き家問題を抱える京都では、不要な京町家が毎年解体され、数を減らしつつあります。

 

そのため、伝統工法で建てられた京町家は年々希少性が高くなり、注目を集めています。

立地

京町家の隠れた強みとして、立地があります。

 

京都府は日本でも人気の高い観光都市であり、国内外問わず観光客がやってくる都道府県です。

 

そんな京都府の中でも、京町家は主に京都の旧市街地を中心に建てられていることが多いです。

 

旧市街地エリアは全体的に利便性が良く、また、町並みそのものが観光名所としての側面も持っています。

 

そのため、京町家を利用したお店は観光客に人気が高く、京町家を宿や料理店にリフォームして使っている店舗は多いです。

京町家の現状

上述したように、京町家は年々減少していっております。

 

その理由としては、京町家自体の維持費が関係しています。

 

やはり古民家は老朽化が進んでおり、リフォーム費用が発生することが多いです。

 

また、京町家を相続する際に発生する相続税も高くつきやすいため、持て余す人は多くなっています。

 

解体にも費用がかかるため、放置して税金といった維持費だけ支払う方が増えているのです。

 

管理されておらず荒れた京町家の空き家も増えており、景観の問題も浮上しているのが京都市の現状です。

 

もし、現在京町家を相続しているのでしたら、管理を放棄するのはおすすめできません。

 

こうした空き家は余計なコストがかかるだけではなく、問題のある家屋として所有者のリストが京都市に掲載されてしまうからです。

 

そういった京町家の空き家問題を解決するため、京都市では京町家の維持や改修で補助金を出しておりますが、その年の予算の範囲内での補助しか行われておりません。

 

したがって、京町家は相続する気がないのであれば、解体して処分するか土地ごと売却するのがおすすめです。

 

この場合、京町家は解体するよりも、売却をしたほうがメリットは多いです。

京町家高価売却のポイント

京町家の売却で失敗しないポイントは、不動産業者探しにあります。

 

京町家は古民家であり、一般的な住宅とは工法からして違うことがほとんどのため、需要が高まっても購入層は限られます。

 

その結果、不動産業者によっては京町家でも単なる古民家として安く扱われる可能性があるのです。

 

しかし、古民家を専門としている不動産業者に相談すれば、買取額や売却額は大幅にアップする可能性があります。

 

限られた京町家の購入層も、専門性が高い不動産業者に相談することが多いため、買い手が見つかりやすくなっています。

 

加えて、京町家や古民家に詳しければ売却したい家の魅力やポイントも把握してくれるため、より相手との取引がしやすくなるでしょう。

 

注意点としては、京町家を専門としている業者だからとすぐに決めないことです。

 

不動産業者によって、買取額や売却額、信頼性などは異なりますので、複数の業者に相談し、査定してもらいましょう。

 

専門の業者だからと言われたことを鵜呑みにせず、査定額を比較して冷静に判断するのがポイントです。

 

もちろん家屋の状態も査定には重要です。

 

京町家のような古民家は老朽化が激しいため、元々使用していた人がきちんと手入れしているかどうかで左右されやすいです。

 

そのため、きちんとメンテナンスがされ、きれいな状態になっている京町家は非常に貴重です。

 

可能な範囲で、家屋の状態をきれいにしてから査定に出すと良いでしょう。

京町家の売却はライズ不動産販売におまかせください

京町家は京都特有の古民家であり、建物自体の希少性や立地条件が優れていることが多いです。

 

さらに、維持費や相続税問題により解体されたり空き家になったりと、年を経るごとに減少しており、需要は今後も高まる見込です。

 

そんな京町家を手放したい場合は、ライズ不動産販売におまかせください。当社には古民家買取のプロ「古民家スペシャリスト」も在籍しておりますので、 京都の地元密着型ならではの古民家、京町家のノウハウが蓄積しており、多数の方に満足できる査定額をご用意させていただいております。

不動産の売却実績|ライズ不動産販売

 

京町家以外にも一般家屋からマンションまで取り扱っておりますので、相続した不要な古民家から今の住まいの売却相談まで、お気軽にお問い合わせください。

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