何十年もかけて完済する住宅ローン。
生活様式が変わり、現在住んでいる家から引越したいと考える家庭も多いのではないのでしょうか。
そんな中、「残住宅ローンの状態だけど、不動産売却できるのだろうか」とお悩みの方もいるでしょう。
今回は、残住宅ローンの状態でもできる不動産売却方法の流れをご紹介していきます。
【残住宅ローンの不動産売却】売却方法と一連の流れをご紹介
残住宅ローンの状態でも不動産売却は可能ですが、住宅ローンの完済が必須条件です。
残住宅ローンの現状と不動産の売却価格を把握し、売却方法を押さえてから不動産売却活動をおこないましょう。
残住宅ローンの状態でもできる不動産売却方法と流れ
残住宅ローンの状態では現状把握が必須です。
残住宅ローン状態でもできる、不動産売却方法と流れをご紹介します。
STEP1:不動産売却の前に残住宅ローンの現状を調べよう
不動産売却には、住宅ローンを完済して抵当権抹消手続きをおこなう必要があります。
不動産売却方法を踏まえる前に、残住宅ローンの現状を以下の方法で調べましょう。
・インターネットで確認
金融機関によってはインターネットサービスに登録している場合、パソコンやスマートフォンでいつでも残住宅ローンの確認ができます。
一番手軽に早く確認できる方法です。
・残高証明書で確認
年末調整や確定申告のために、毎年郵送される住宅ローンの残高証明書で確認する方法です。
毎年10月〜11月頃に発送されている金融機関が多いです。
・返済予定表で確認
変動金利の場合には、借入条件・残住宅ローンの金額・返済額の予定が記載されている書類が郵送されるので、こちらの書類でも確認できます。
紛失した場合には、金融機関の窓口でも確認ができますが、本人確認が必要なため、注意してください。
STEP2:不動産の売却価格を調べよう
一般的には不動産売却で得た資金で、住宅ローンを完済するケースがほとんどです。
残住宅ローンの現状を把握できたら、次に不動産の売却価格を調べましょう。
不動産の売却価格を調べるためには、不動産会社へ査定依頼をします。
査定は、売却したい不動産がある地域の不動産会社に依頼するのがおすすめです。
主な査定方法には、簡易査定と訪問査定があります。
簡易査定は、実際に不動産には訪問せずに、周辺相場価格からだいたいの売却価格を算出する方法です。
訪問査定は、周辺相場を調べるにくわえて、実際に不動産の現場に訪れたり、資料を確認したりして不動産査定をしてくれます。
不動産売却をおこなう際には、信頼できる不動産会社へ訪問査定を依頼しましょう。
査定方法については、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。
簡易査定と訪問査定を徹底解説!不動産査定を京都で上手に活用しよう
STEP3:売却金額から住宅ローンを完済できるか確認
残住宅ローンの現状と売却価格が分かれば、次に売却価格が残住宅ローンを上回るのか下回るのかを確認しましょう。
売却価格が残住宅ローンを上回ることをアンダーローンといいます。
アンダーローンの場合には、住宅ローンの完済と抵当権抹消手続きを同時におこなうことで、問題なく不動産売却が完了します。
反対に、売却価格よりも残住宅ローンが上回る状態を、オーバーローンと 言います。
オーバーローンの状態だと売却資金から住宅ローンを完済できません。
足りない部分は貯蓄などの資金で補って完済しましょう。
また、アンダーローンの場合には、住み替えローンの利用も可能です。
住み替えローンとは、住宅の買い替えの時に利用できます。
新しく購入した住宅のローンに、完済できなかった住宅ローンの残債を上乗せする仕組みです。
しかし住み替えローンの場合は、借入金額が大きくなることから審査が厳しくなるので注意しましょう。
残住宅ローンにおける不動産売却の注意点
残住宅ローンにおける不動産売却時の注意点について、解説していきます。
不動産会社選び
残住宅ローンの不動産を売却するには、事前準備から手続きまで複雑です。
また、残住宅ローンの完済をするためにもなるべく高く住宅を売却したいですよね。
この2点から、不動産売却を依頼する不動産会社選びが重要になります。
売却したい住宅がある地域で信頼と実績のある不動産会社選びが大切です。
京都で不動産会社を選ぶ際には次の記事を参考にしてみてください。
不動産売却時と購入時には税金や諸費用がかかる
残住宅ローンにおける不動産売却の場合には、住宅ローンの完済を第一に考えてしまいます。
しかし、不動産売却時と新しい住宅の購入時にさまざまな費用がかかるので注意が必要です。
まずは不動産売却時にかかる費用を以下にご紹介します。
- 仲介手数料
- 住宅ローン一括返済時の手数料
- 引越し費用
- 印紙税
- 登録免許税
- 譲渡所得税
次に新しく購入する住宅の購入時にかかる費用を以下にご紹介します。
- 仲介手数料
- 印紙税
- 登録免許税
- 不動産取得税
- 住宅ローンの手数料と保証料
- 固定資産税と都市計画税の精算費
資金の計画に漏れがないようにしっかりと準備しましょう。
不動産売却にかかる費用は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
京都の不動産売却にかかる費用はどのくらい?目安の金額もご紹介
京都で残住宅ローンのある不動産売却をするにはライズ不動産販売がおすすめ!
今回は、残住宅ローン状態における、不動産売却方法についてご紹介しました。
残住宅ローン状態の不動産売却には住宅ローンの状況と、不動産売却価格・売却方法を調べる必要があります。
不動産売却時と新しい住宅の購入時には、諸費用がかかる点に注意して、資金の計画をおこないましょう。
京都の家を売りたいとお考えの方は、この記事を参考にして、ぜひライズ不動産販売に査定の依頼をしてみてください。