京都でゲストハウスを経営していたが、コロナ禍の影響で厳しくなり、売却を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
京都ゲストハウスは、京町屋であることが多く、売却するにはコツや注意点があります。
今回は、コロナ禍の影響でゲストハウス売却を検討している方向けに、売却のコツや注意点をご紹介します。
ゲストハウスの現状とは?
ゲストハウスの現状はコロナ以前に比べるとよくありません。
新型コロナウイルスの影響が長期化したことで観光地として有名な京都は大打撃を受けています。
また、市内ではゲストハウスだけではなく多くの簡易宿所が廃業や休業状態に追い込まれています。
京都のゲストハウスは欧米やアジアからの客に非常に人気です。
しかしコロナウイルスの影響で来日することが厳しいため売り上げは下がる一方です。
ここでさらに問題が生じます。
2020年以降京都市内で廃業した簡易宿所は892軒に上ります。
総施設数は同時点で2,926軒で、およそ3年ぶりに3000軒を下回りました。
この状況に耐えられず、廃業して売りに出す方が増加しましたが、うまく売れていないのが現状です。
このままでは宿泊する場所も減ってしまい観光名所として存続の危機が生じます。
ゲストハウスを売却する際の注意点
ここではゲストハウスを実際に売却するにあたり、注意すべき点をいくつか紹介します。
注意点を押さえておくことでスムーズに売却を進めることができるので、ぜひ最後までご参考ください。
不動産価値をアピールしているかどうか
自身の不動産がきちんとアピールできるかどうかには注意をしましょう。
ゲストハウスのよさは主に2点あります。
一つ目は、アクセスのよさです。
ゲストハウスは大抵、観光地から近い場所に立地している場合が多いです。
二つ目は、民泊向けの外装や内装、設備が備わっていることです。
以上の2点をアピールすることで民泊物件の不動産価値を上げ、差別化することができます。
無形資産の価値をアピールしているか
今はコロナウイルスの影響で客足は落ちていますが、コロナ前の民泊事業の実績および施設の看板に知名度があればそれだけで宿泊客を集めることができる可能性があります。
宿泊の予約サイトでレビューされていることも多いので評価がよければアピールすれば高値で売却できる可能性が大幅に上がります。
正しい仲介業者を選んでいるか
仲介業者を選ぶ際は、なるべくゲストハウスを取り扱っている業者を選びましょう。
ゲストハウスの売買が強くない業者は十分な知識を備えていません。
ゲストハウスの売買に強い業者、もしくは収益物件を積極的に取り扱っている不動産業者がおすすめです。
買い手側は事業の収益性について厳しい評価をしてくる可能性もあります。
厳しい評価に折れて、すぐにあきらめてはいけません。
自分の所有しているゲストハウスの強みを訴えて、粘り強く交渉しましょう。
ゲストハウスを売却する方法とは?
ここではゲストハウスを売却する一連の流れを紹介します。
一連の流れを知ることで準備することややるべきことが見えてきます。
募集開始〜買い付け
ゲストハウスの買い手を募集するため、はじめに仲介業者を探しましょう。
買い付けの検討にあたり、住宅宿泊事業法の届出や旅館業法の許可など事前に必要な事前調査をすることも多いです。
その場合は、資料提供などの協力を行いましょう。
買い付け〜売買契約締結
買い手から買い付けの申し込みがあっても、正式に売買の合意がされているわけではありません。
ここから慎重に売買契約の締結に向け条件交渉を進めます。
その際に価格面だけではなく、民泊業に関連する有形、無形の資産の引き継ぎ方法などについて、条件を詰めていきます。
お互いに納得の取れる合意がまとまれば、いよいよ売買契約書の締結です。
決済と物件引渡し
準備期間を経て買い手が代金を決すれば、物件の引渡しになります。
引渡しするまでに売り手側は売買契約で締結した合意に基づき各種資産の処分や引継ぎの準備を行います。
ゲストハウス開業サポートと契約の引き継ぎ
物件を引渡し後、購入者はすぐに開業できるとは限りません。
たとえば旅館業や簡易宿所の許可の手続きなどには手間や時間がかかってしまいます。
ここで売り手側も必要なサポートをします。
お互いに思いやりの気持ちを持ち、気持ちのよい取引にしましょう。
以上がゲストハウスを売却する際の一連の流れです。
スムーズにトラブルなく取引を進めるためにも把握しておきましょう。
また、引き渡しの際には思いやりの気持ちが大切です。
相手に気持ちよく引き渡すためにもサポートなど積極的に協力しましょう。
ゲストハウス売却は仲介業者探しが一番大切!
今回はコロナ禍によりゲストハウスの売却を検討している方に向けて売却の注意点と売却方法をご紹介しました。
ゲストハウスを売却する際は、正しい仲介業者選びが大切です。
売却主に不動産知識がなくても仲介業者が丁寧に教えてくれます。
弊社ライズ不動産販売様は古民家の売買を知り尽くしたスペシャリストです。
京町屋特有の建物を活かしたゲストハウスの取引経験が多いため、不動産会社選びが大切です。
ゲストハウスの売却の際はライズ不動産販売へご相談ください。
なお、以下の記事では、マンションの売却についても紹介しているので、不動産売却の知識を深めるためにもぜひ一度ご覧ください。