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京都市は空き家問題を抱えていることを、ニュースや新聞などで見かけた方も多いでしょう。
では、空き家問題とはどのようなものなのか、ご存知でしょうか。
また、空き家を抱えている方にとっては、どのような影響があるのかも気になるところでしょう。
この記事では、京都市の空き家問題とは何か、空き家を早く売却すべき理由などについて解説します。
京都の空き家問題とは？
少子高齢化社会と呼ばれるようになって長らく経ち、現在その影響は空き家問題にも及んでいます。
子供が少なくなった結果、住宅の数よりも世帯が減少してしまい、平成25年に行われた調査によると、全国の空き家は819万戸ほどといわれます。
空き家率にすると13.5％ですが、京都市はより深刻な状態です。
京都市においては、空き家は11万戸ほどで、その空き家率は14％となります。
伝統的な建築を重んじる京都市では古い家屋も多く残されており、買い手がつきにくいといった問題もあるようです。
出典：京都市「京都市の空き家の現状について」
京都市で空き家問題が起こりやすい理由
京都市は、全国と比べても、0.5％ほど空き家率が高い傾向にあります。
そのような空き家問題が深刻化しやすい理由としては、2つの理由があります。
若い世帯が定着しにくい
子育てを行うような若い世帯が京都市では定着しにくいという問題があります。
その理由はさまざまですが、主なものは金銭的な問題と考えられています。
例えば、利便性に優れる京都市は、中心部ほど不動産の価格が上がってしまっているのが現状です。
近年は、ホテルのような宿泊施設が多く建設されたため、地価も上がっているといいます。
こういった理由から、京都府の南部（城陽市や宇治市付近）、近隣の滋賀県大津市などに若い世帯が流出してしまうことが多いと見られています。
京町家のように使いにくい不動産も
家族が長く京都市に住んでいる場合は、両親から不動産を相続できる機会もあるでしょう。
しかし、相続しないことも、相続したにもかかわらず空き家になってしまうこともあります。
その理由として、京町家のような古い不動産は使いづらいことが挙げられます。
木造家屋の京町家は、雰囲気が良く京都の街並みに馴染みますが、現代の生活様式にはあまり適していません。
二世帯住宅としては使いづらく、古くメンテナンスがされていない場合は、耐震性の問題を抱えています。
また、断熱性や防音性などが高くなく、隣家と近く作られているため、そういった機能性を高める工事も行いにくいです。
なぜ空き家は早く売却すべき？
空き家は京都に多くあり、上記のような理由からそのままにしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、京都市は、空き家問題を受けてその対策を開始しています。
ここでは、空き家を早めに売却したい理由についてご紹介します。
空き家税が今後課される
京都市では、2026年以降、全国初の「空き家税」が導入されることになっています。
既に条例ができており、2023年3月24日には松本総務大臣の同意も得られています。
空き家税とは、非居住住宅を対象に、家屋評価額の0.7％が課税されるというものです。
単なる空き家だけでなく、利用されていないセカンドハウスや別荘なども広く対象になっています。
空き家をはじめとする非居住住宅の利用を促す目的があり、空き家を有する方は、空き家税が導入される前に動きたい理由となるでしょう。
なお、空き家税について詳しくは、「 京都市の空き家に導入される新税とは？概要と対策法について解説！ 」のコラムで解説していますので、そちらも参考にしてください。
出典：京都市情報館「非居住住宅利活用促進税について」
補助金が活用できる場合がある
条件が設けられているものの、京都市であれば、補助金を利用できる場合もあります。
空き家を売却したいと思っている方にとってネックとなる問題は、その改修費の高さではないでしょうか。
売却するためには、買主にとって魅力的な不動産である必要があります。
抱えている空き家がボロボロであれば、数十万～数百万円というお金をかけて改修しなければならないこともあるはずです。
そのようなとき、「京都市空き家活用・流通支援等補助金」のような補助金が利用できれば、費用を抑えることができます。
補助金以外にも、京都市ではオンライン相談や空き家に関する相談窓口を設けるなど、サポート体制も充実しています。
なお、空き家の売却費用については、「
空き家売却に必要な費用とは？コストを抑える方法と合わせてご紹介
」のコラムもぜひ参考にしてください。
京都市の空き家対策については、下記のリンク先もご確認ください。
京都市情報館「京都市：活用・流通の促進」
空き家の売却はライズ不動産販売におまかせください
この記事では、京都市が抱えている空き家問題と、空き家を早く手放すべき理由について解説しました。
京都市では空き家が多く、空き家税の導入もあるため、早めに売却するのがおすすめです。
空き家を抱えており、悩んでいる方は、ライズ不動産販売にぜひおまかせください。
ライズ不動産販売は、京都市で営業を行っている地域密着型の不動産会社です。
京都市に詳しいからこそ、古くなった不動産や価値が低いと判断された不動産など、さまざまな不動産を売却した実績があります。
ボロボロの空き家でも、土地含め買取できることがあります。
京都市の不動産売却に関してお悩みの方は、ぜひライズ不動産販売へお問い合わせください。