使っていないボロ家は今すぐ処分を!その理由と高額査定の道
Column

 

もし、何らかの理由で老朽化の激しい古民家、いわゆる「ボロ家」を相続した場合、住むつもりがないのであればすぐにでも処分することをおすすめします。

 

というのも、ボロ家は買い手がなかなか見つかりにくいだけでなく、所持しているだけだとさまざまなコストが掛かってしまうからです。

 

ここでは、そんなボロ家を所持し続けるリスクや、失敗しない売却方法についてご説明いたします。

ボロ家は早めに処分の準備を

ボロ家と呼ばれるほどの築古で老朽化の進んだ物件には、以下のデメリットがあります。

 

  • ・コストがかかり続ける
  • ・犯罪の温床やトラブルの原因になる可能性がある
  • ・行政から特定空き家に指定され、税額が大幅に上昇する

このデメリットについて解説していきます。

コストがかかり続ける

ボロ家のみならず、不動産を所持するというのは常にコストが発生するものです。

 

例えば、固定資産税です。 毎年1月1日になると、不動産の所持者に固定資産税が発生します。

 

納税額はさまざまな条件で異なりますが、一般的な戸建ての場合、大体10~15万円ほどの課税額となるでしょう。

 

ボロ家でも例外なく固定資産税が発生するので、所持しているだけで毎年10万円ほどを税金として取られてしまいます。

 

なお、エリアによっては都市計画税も支払う必要があるので注意しましょう 。

 

また、管理にかかる費用も必要です。

 

誰も住んでいないから不要と放置した場合、さまざまなトラブルに発展する恐れがあるため、管理は絶対に必要でありいくらかのコストが発生します。

犯罪の温床やトラブルの原因になる可能性がある

上述した管理が必要な理由に、犯罪やトラブルを未然に防ぐといった目的があります。

 

例えば、人目がないことを良いことに、犯罪者が取引場所や拠点代わりに使用する可能性があります。

 

ホームレスが勝手に住んでしまうこともあるかもしれません。 また、ゴミが不法投棄されて悪臭が発生したり、ネズミや害虫が繁殖したりすれば、ご近所トラブルにもなり得ます。

 

景観の悪化が問題視されることもあるでしょう。

 

街の治安悪化につながる他、倒壊や不衛生な環境によって人に危害が及んだ場合、損害賠償に発展するおそれがあります。

 

事実、民法第717条には以下の記述があります。

 

(土地の工作物等の占有者及び所有者の責任)

第七百十七条 土地の工作物の設置又は保存に瑕疵があることによって他人に損害を生じたときは、その工作物の占有者は、被害者に対してその損害を賠償する責任を負う。

ただし、占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは、所有者がその損害を賠償しなければならない。

引用元:e-Gov法令検索「民法」より抜粋

 

つまり管理を放棄している家で事件が発生した場合、管理者にも責任の一端があるとされ、損害賠償を請求される可能性があるということです。

 

結果、管理費や固定資産税以上の賠償額が発生する可能性があります。

 

金銭だけでなく、人命に関わる事件に発展することも考えられるため、放置は厳禁です。

行政から特定空き家に指定され、税額が大幅に上昇する

極めつけは、行政の指導が入ることです。

 

倒壊のリスクや衛生面の問題など、上で紹介した条件の多くに当てはまる場合、自治体から「特定空き家」に指定されます。

 

特定空き家に指定されることで、固定資産税がおよそ六倍に上昇します。

 

本来、固定資産税は住宅用地の特例によって減税されているのですが、特定空き家に指定されることで特例が適用されなくなるからです。

 

さらに、こうした特定空き家は自治体に氏名ごと公表される可能性があります。

 

事実、京都市ホームページでは2024年1月現在、28件の特定空き家をホームページで公開しています。

ボロ家の処分は難しい?

以上の点から、ボロ家は早めに処分したほうが良いといえます。

 

処分方法もさまざまですが、こうしたボロ家は解体するのにも費用が発生するので、売却が無難です。

 

ここでは、ボロ屋の売却の流れについてご説明しましょう。

売却方法を検討する

ボロ家を売却する方法は、大きく分けて「仲介」「買取」の2つがあります。

 

仲介は、不動産会社に依頼して買い手を探してもらい、売却する方法です。

 

売り出し価格や売る相手などを自分で決めることができ、買主が見つかった場合も売却が完了するまで不動産会社がサポートしてくれるので、安心して売却できます。

 

一方で、ボロ家そのものは資産価値が低く、買主がなかなか見つからないこともあります。

 

その場合は、ずっと物件を所持し続けることになり、その間の維持費用が発生し続けることに注意が必要です。

 

買取は、不動産買取業者に直接物件を買い取ってもらう方法です。 買取は仲介に比べると買取額が安くなる傾向にありますが、売却までの期間が短く、手間がかからないのがメリットです。

 

ボロ家のように、買い手が見つからない可能性が高いときに利用したいものといえるでしょう。

 

また、買取業者の中でも、ボロ家を専門に扱っているところであれば、相場を把握しており、高値で買い取ってくれる可能性があります。

 

高値で売却したい場合は、仲介で売却するのが一般的です。 しかし、築年数が極端に古い場合や、立地が悪い場合などは、買取の方が有利になることもあります。

 

したがって、ボロ家は買取を選択したほうが結果的にメリットを享受しやすいといえるでしょう。

適正な査定を受ける

ボロ家を売却する際は、仲介にせよ買取にせよ、まずは適正な査定を受けましょう。

 

査定は、不動産会社に依頼するのが一般的です。

 

物件は、立地や築年数、周辺の相場などさまざまな要素を考慮して査定額が算出されます。

 

ボロ家の場合は基本的に資産価値が低く、築年数や老朽化の程度によって査定額が大きく変わることはないでしょう。

 

しかし、ボロ家だったとしても立地が優れていたり、再建築が可能な物件だったりした場合は需要が高くなるので、査定額も高くなりやすいです。

ボロ家を少しでも高値で売却するには

ボロ家を少しでも高値で売却したいのであれば、家の状態の見直しや業者選びが重要です。

家を見直し、マイナス点を補う

ボロ家には、老朽化や破損といったさまざまなマイナス点があります。

 

これらのマイナス点をリフォームで補うことで、買主の印象を良くして売却価格を高めることができます。

 

ただし、リフォームを行う場合は、リフォーム費用と売却価格が釣り合っているか、慎重に検討する必要があります。

 

リフォーム費用が高く付く場合、ボロ家を売却できても、それほどの利益にならないことがあるためです。

 

したがって、不動産業者に査定を依頼する前に、リフォームの見積りを出してもらうと良いでしょう。

 

リフォーム費用がわかっていれば、査定額と比較して、どちらが最終的に利益を得られるかがわかります。

ボロ家を専門的に扱う業者に依頼する

ボロ家を売却する際は、ボロ家を専門的に扱う買取業者に依頼しましょう。

 

ボロ家は基本的に需要が限られているため、一般的な業者に依頼しても査定額が低くなりやすいです。

 

しかし、ボロ家を専門的に扱っているのであれば、売却の際のノウハウが蓄積されているので売り方も無駄がなく、売却額も期待できます。

ボロ家の売却はライズ不動産販売におまかせください

ボロ家は所持しているだけで税金や管理費などの維持費がかかるため、不要なら早めに処分するのがおすすめです。

 

しかし、ボロ家は需要が低いため、仲介では買い手がなかなか見つかりにくい傾向にあります。

 

そのため、ボロ家の取り扱いを専門的に行っている買取業者に依頼し、買い取ってもらったほうが素早く処分でき、維持費も節約できるでしょう。

 

ボロ家の買取は、ライズ不動産販売にお任せください。 ライズ不動産販売は京都の古民家に強く、建築不可物件やボロ家でも多数の買取実績がございます。

 

他の不動産会社では査定もしてもらえなかったという物件でも、ライズ不動産販売なら買取できることがあります。

 

不動産の売却実績|ライズ不動産販売

 

もちろん、マンションや一般家屋など、京都に根付いた取引を行っているからこその査定額を提示させていただきます。

 

今のお住まいを手放したい場合、まずはご相談ください。

 

問い合わせ|ライズ不動産販売