家の売却相場はいくら?調べ方や京都で家を高く売る方法を紹介

「家の売却相場はいくらかかる?」

どんな理由があるにせよ、住んでいた家を手放すのですから、できるだけ高く売れてほしいものですよね。

家の売却相場は、主に築年数で変動します。

例えば、3000万円で家を建てた場合、築年数によって以下のように売却相場は変動します。

築年数 売却相場
5年2100万円
10年1500万円
20年0円

このように、築浅物件ほど売却相場は高くなりますが、20年以上住んでいた家を売却する場合全く値段がつかない可能性が高いです。

この記事では、家の売却相場と築年数の関係や、京都で家を高く売る方法についてご紹介いたします。

家の売却を考えている人は、参考にしてください。

目次

家の売却相場は築年数で変わる?築年数別売却相場を紹介

家の売却相場は、築年数が新しいほど高くなりやすいです。

築年数が新しければその分新築に近くなるので、需要が高まりやすいからです。

反対に築年数が古ければその分価値も下がり、以下のように20年も経てば家の価値はなくなります。

築5年新築購入時の70%
築10年新築購入時の50%
築20年住宅の価値はなくなる

ここでは、「3000万円で家を購入した」と仮定し、築年数が5年、10年、20年の場合の売却相場をご紹介しましょう。

築5年程度なら家の売却相場は2,100万円

築5年程度の家の売却相場は、およそ2100万円程度と購入時の7割の価格で売却できます。

築5年程度の家は築浅物件に分類され、中古物件市場でも希少な物件として需要が高いです。

築浅なので屋根や外壁、家の内部の劣化も少ないので有利な取引ができます。

家の築年数が長ければその分価値も下がるので、売却を検討しているなら早めに決断し、家を売却しましょう。

築10年の家の売却相場は約1,500万円

築年数が10年経過している家の場合、購入時の半額である15000万円が売却相場です。

国税庁が定めた法定耐用年数は木造だと10年で折り返しになるため、それに伴い不動産価値も半額近く下がります。

法定耐用年数とは、国税庁が定めたものであり、以下の耐用年数をもとに税務処理が行われます。

構造耐用年数(住宅用)
木造・合成樹脂造のもの22年
木造モルタル造のもの20年
鉄骨鉄筋コンクリートのもの47年
レンガ・ブロック造のもの38年
引用元:国税庁「主な減価償却資産の耐用年数表 」より引用

住宅ローン控除制度の期間が最大で13年であることを考えると、築10年程度のタイミングが売却に適したタイミングです。

築20年の家は価値がなくなり土地代だけになる

築年数が20年以上の家の場合、住宅の価値はなくなり、主に土地の価格のみで取引されます。

これは木造住宅の法定耐用年数が20~22年と定まっているため、20年ほどで税務上の資産価値がなくなるからです。

この場合、売却価格のメインとなるのは土地代です。

法定耐用年数は住宅のみに適用され、土地は地価の相場以外で変動しません。

そのため、築20年以上の家でも、立地条件が良ければ売却相場は上がる傾向にあります。

また、リフォームやリノベーションを前提として購入を考えている人は多く、安く購入できる築20年以上の物件の需要は高いです。

家の売却相場はどう調べる?自分で調べる方法と不動産会社に査定を申し込む方法を紹介

土地も含めた家の売却相場は、自分で調べる方法と、不動産会社に査定を申し込む方法の二通りに分けられます。

この2つはどちらにもメリットとデメリットがあり、簡単にまとめると以下のようになります。

自分で調べるメリット:インターネットですぐに調べられる
デメリット:さまざまなサイトから情報を探し、まとめなければならない
不動産会社に査定を申し込むメリット:プロの目で鑑定してもらえるので正確な価格がわかる
デメリット:売却相場の見極めには複数の業者に査定を依頼しなければならないので日程がかかる

簡単で正確な売却相場を知りたい方は業者に依頼するのがおすすめです。

早く家の売却相場を知りたい方は、インターネットを使い自分で調べましょう。

ここでは、自分で調べる方法や、業者に査定を依頼する際の注意点をご紹介します。

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自分で売却相場を調べる場合は過去のデータや固定資産税評価額をチェック

自分で家の売却相場を調べる場合、ネットに掲載されている過去のデータや固定資産税評価額をチェックし、割り出します。

過去のデータから割り出す場合、以下の2サイトがオススメです。

サイト名詳細
不動産情報ライブラリ国土交通省運営の不動産情報サイト。
不動産取引価格方法で土地や戸建の取引情報が掲載されています。
レインズ・マーケット・インフォメーション不動産流通機構が運営しているネットワークシステム「レインズ(REINS)」から成約価格を検索できます。
地域や築年数、間取りなど条件が指定可能のため、より細かいデータを取得可能。

これらの他にも近年ではAIを利用し、入力した情報を下に売却相場を提示してくれる「AI査定」がありますが、AIによって精度が異なるので、信憑性に欠けます。

不動産会社に査定して貰う場合は複数の業者に依頼して相場を導き出す

複数の不動産会社に査定を依頼すれば、その査定額の平均値を元に家の売却相場を割り出すことができます。

より正確で確実に売却相場を割り出したい場合、不動産会社に依頼するのが最も適切です。

自分で調べる場合、立地や築年数である程度の情報は引き出せますが、家の状態も価格に影響します。

プロが直接赴いて家を調べることで、家の本当の価値を知ることができます。

そして、複数の業者に依頼することで売却相場を割り出せます。

業者に来てもらい、調査して貰う必要があるので日数はかかりますが、緊急の要件ですぐにでも売りたいというのでなければ、業者に依頼したほうが確実です。

京都の古民家の売却相場が高い2つの理由 

基本的に、築年数が古い家は需要が低く、価値も低いですが、京都の古民家は需要と価値が高いことで知られています。

京都特有の古民家「京町家」は1950年以前に作られた木造住宅であり、古いものでは江戸時代から建てられていたものもあります。

京町家の需要が高い理由は、以下の2つです。

建物自体の希少性が高い
立地の希少性が高い

ここでは、この2つについてご説明します。

京都の古民家は需要が増え続けている

京都の古民家は、年々需要が増加しています。

その理由は、建物としての希少性が年々増加しているからです。

現存する京町家はおよそ4万件ですが、老朽化や居住者の高齢化が原因で年に800件ほど解体され、減少していっております。

そんな京町家ですが、京都は観光都市ということもあり、昔ながらの建物である京町家をリフォームして再活用したお店は人気です。

このように、需要はあるのに供給量が減っているため、京町家は希少性が増加し、需要も増加しているのです。

家だけではなく立地も希少性が高い

京都の古民家は利便性の高い立地に建っていることが多く、土地としての希少性も高いです。

京都は昔ながらの町並みや建物も観光名所の一つであり、必然的に古民家が密集しているようなエリアは周辺にお店が増えるので、利便性が高くなります。

そのため、居住用の家としても活用できる他、旅館や喫茶店で活用する場合も高い集客効果が期待できます

家の売却相場は築年数が20年以上だと価値がない場合がありますが、このように、土地の価値だけでも高く、効果売却が期待できるのです。

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まとめ

この記事では、家の売却相場と調べ方についてご説明いたしました。

家は築年数が若ければ若いほど家は売却相場が高くなります。

家を売却しようと考えているのであれば、少しでも早く決断することをおすすめします。

また、家を売却する際は複数の業者に依頼し、売却相場を確認すると同時に、どこが一番高く買い取ってもらえるのかも確認しましょう。

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