「不動産の買取保証って何?」
「買取保証はどんなメリットやデメリットがあるの?」
不動産の買取保証とは、不動産会社が仲介で物件販売をしても買手が見つからなかった場合、不動産会社が物件を買い取るというサービスです。
確実に売却できるメリットが有る反面、不動産会社によっては買取額が低かったり、仲介での売却活動が積極的でなくなったりするといったデメリットがあります。
この記事では、買取保証のメリットやデメリットの他にも買取保証で失敗しないための方法を紹介します。
不動産売却を考えている人は是非ご参考ください。
- 買取保証の基礎知識
- 買取保証のメリット・デメリット
- 買取保証がおすすめの人
京都でおすすめの不動産売却業者
センチュリー21ライズ不動産
好条件売却ができる3つの理由
- 長年の大工経験を活かした査定
- 実績1万件以上の豊富な査定実績
- スピード対応と安心取引の両立が可能
買取保証とは買手が見つからない物件を不動産会社が買い取ること
買取保証とは、仲介で定められた期間を過ぎても不動産に買い手が見つからなかった時に、不動産会社が買取してくれることです。
買取保証は、一定期間は仲介で売り出し、売れ残った場合には不動産会社が買い取ってくれるため「高く売れる可能性があり、確実に売ることもできる」という仲介と買取の良いとこ取りの保証です。
仲介と買取それぞれのメリットについてお話しましょう。
仲介と買取の2つのメリットがあるのが買取保証
不動産の買取保証は不動産売却における「仲介」と「買取」の2つのメリットがあります。
仲介と買取の特徴をまとめると、以下のとおりです。
項目 | 仲介 | 買取 |
---|---|---|
売却方法 | 不動産会社が買主を探して売買を仲介する方法 | 不動産会社が直接物件を買い取る方法 |
売却スピード | 買主が見つかるまで時間がかかることがある | 短期間で売却が可能 |
売却価格 | 市場価格に近い価格で売却できる可能性が高い | 市場価格よりも低くなることが多い |
手数料 | 仲介手数料がかかる | 手数料がかからないことが多い |
査定・手続き | 物件の内覧や交渉が必要 | 簡単な査定のみで手続きがスムーズ |
売却の確実性 | 買主が見つからないと売却できない場合がある | 不動産会社が買い取るため売却の確実性が高い |
このように、仲介と買取ではメリットはそれぞれ異なりますが、買取保証の場合、この2つの売却方法の双方のメリットが得られやすくなります。
買取保証における特徴をまとめると、以下のとおりです。
項目 | 買取保証の場合 |
---|---|
売却スピード | 期間内に売れなかった場合、すぐに不動産会社が買い取るため、売却スピードが早まる |
売却価格 | 買取保証があることで、市場価格に影響されずに一定の売却価格が保証される |
手数料 | 買取時には通常の仲介手数料が不要となることが多い |
査定・手続き | 一定期間仲介での販売を試みつつ、最終的に買取に切り替わるため、手続きが比較的簡単 |
売却の確実性 | 最終的に不動産会社が買い取るため、確実に売却ができる |
買取保証の4つのメリット
買取保証の主なメリットは以下の4つです。
- 仲介期間中は市場価格で売却できる
- 業者買取なら仲介手数料がかからない
- 瑕疵担保責任が免除される
- 保証金額に不満がなければ仲介期間中に売却準備をする必要がない
ここでは、それぞれのメリットについて解説します。
仲介期間中は市場価格で売却できる
「買取保証」は、最初の期間は一般的な仲介と同じように広告等をして販売していくので、すぐに購入者が見つかることもあります。
一般的な仲介と同じ取引のため、市場の相場価格で売却を目指すことができます。
買取保証での買取になると、不動産の査定額の約70%の価格で買取になるが、一般的な仲介の期間は、不動産の査定額に+15%程度増しで、相場よりも少し高く売れる可能性があります。
最終的に買取保証があるのに、市場相場より少し高い価格で販売できるところが大きなメリットといえます。
業者買取なら仲介手数料がかからない
「買取保証」で、不動産会社に買い取ってもらった場合、仲介手数料がかかりません。
通常であれば、売買価格により変わりますが、最大「売買価格の3%+6万円」の仲介手数料がかかります。
しかし「買取保証」で不動産会社に買い取ってもらうと、仲介扱いにならないので、仲介手数料がかかりません。
6000万円の物件が売れた際は、186万円の仲介手数料がかかるところが、費用が掛からないので現金を残すことができるので「買取保証」のメリットです。
瑕疵担保責任が免除される
買取保証で売却をすると、瑕疵担保責任が免除されることが一般的です。
瑕疵担保責任とは、売却後に見つかった物件の不備や欠陥に対して売主が負う責任のことです。
通常の売却では、売却後に物件の欠陥が発覚した場合、売主が修繕費を負担する必要があります。
しかし、買取保証の場合は業者が物件を買い取るため、売主はこれらの責任から解放されます。
これにより、売却後のトラブルや追加費用の心配がなく、安心して取引を進めることができます。
保証金額に不満がなければ仲介期間中に売却準備をする必要がない
買取保証を利用する場合、保証金額に不満がなければ、仲介期間中に売却準備を急いでする必要がありません。
仲介の場合、買手を見つけるためには以下の活動が必要になります。
- 物件のクリーニング:内覧希望者に良い印象を与えるために必要
- 内覧の準備:クリーニングと同じく買手に好印象を与えるため
- 広告掲載:買手に物件をアピールするために必要
これらは買手を見つける他にも、買手が内覧によって良い印象を持ち、購入につなげるために欠かせません。
買取保証では、買取保証金額に不満がなければ、これらを積極的に行う必要はありません。
保証価格での売却が確定しているため、精神的なプレッシャーも軽減され、準備にかける時間や労力を大幅に減らせます。
忙しい方や売却にかける時間が取れない方には、買取保証は非常に便利な仕組みです。
買取保証の4つのデメリット
「買取保証」のデメリットは以下です。
- 売却価格の設定が相場より安い
- 物件によっては買取保証ができないことがある
- 不動産会社が積極的な売却活動をしない場合もある
- 買取保証を依頼できる不動産会社は一社に限られる
上記のようにデメリットも存在するので、デメリットを把握したうえで「買取保証」を付けて売却するか検討するようにしてください。
売却価格の設定が相場より安い
買取保証で、不動産会社に買取してもらう場合は、買取相場の約70%の価格で買取になるのが一般的です。
買取が保証され、スムーズに買い取ってもらえるが、相場価格より価格が少し安くなってしまいます。
なので、少しでも高く売りたい方は注意が必要です。 早く売却したい場合は。「買取保証」がおすすめですが、より高く売却したい場合は時間をかけて買い手を探すことになります。
物件によっては買取保証ができないことがある
物件によっては「買取保証」ができないケースもあります。
不動産会社も買い取った物件を、再販して利益をつくります。
なので、買い手が見つかりにくい物件は買取保証の対象外になります。
- 再建築不可物件
- 老朽化が進んでいる物件
- 需要の低いエリアにある物件
買取保証は、リフォームをし、転売して利益が出る見込みがあり、購入者が見つかりそうな物件に限られるので注意してください。
不動産会社によっては再建築不可物件や老朽化の進んだ物件を専門に扱っていることもあるので、複数の不動産業者に相談しましょう。
京都でおすすめの不動産売却業者
センチュリー21ライズ不動産
好条件売却ができる3つの理由
- 長年の大工経験を活かした査定
- 実績1万件以上の豊富な査定実績
- スピード対応と安心取引の両立が可能
不動産会社が積極的な売却活動をしない場合もある
買取保証が設定されていると、不動産会社が積極的な売却活動をしないことがあります。
保証があることで、業者は最悪の場合でも物件を買い取れば良いと考え、広告活動や買い手探しに手を抜くことがあります。
これにより、仲介期間中に市場価格で売却できるチャンスが減り、最終的に低い保証価格での売却に至るリスクが高まります。
売却を成功させるには、業者がしっかりとした売却活動を行っているかどうかの確認も重要なポイントです。
買取保証を依頼できる不動産会社は一社に限られる
買取保証の契約は、一つの不動産会社としか結べないのが一般的です。
万が一、選んだ不動産会社が十分な売却活動を行わなかった場合、他の会社に切り替えることは難しく、売却の機会損失につながることがあります。
そのため、買取保証を利用する際は、契約を結ぶ前に不動産会社の信頼性や実績を十分に確認し、最良の選択をすることが必要です。
買取保証がおすすめの人
メリット・デメリットがある中で「買取保証」がおすすめな人は以下のような人です。
・期日までに確実に売却したい
・売れるかどうか心配したくない
それぞれのポイントについて説明していきます。
期日までに確実に売却したい人
住み替えや転勤などで、売却期限までに確実に売却したい方は、「買取保証」がおすすめです。 新居が決まってるのに、旧居がまだ売却されないと資金繰りも厳しくなることがあります。
新居の購入費用の支払いまでに、売却が済んでるとスムーズに支払いすることができます。
なので、売却したい期日がある方は、「買取保証」付きの売却プランがおすすめです。
売れるかどうか心配したくない
売れるかどうか心配したくない人は、「買取保証」がおすすめです。
「買取保証」は一定期間に確実に売却することができるので、精神的にも楽になります。
また、はじめに一般的な仲介で売りに出すので、高値で売却するチャンスもあるので安心です。
初めから買取してもらうだけでないので、相場の価格で売却することも可能なところもメリットといえます。
売れるかどうか心配したくない人は、「買取保証」付きの売却サービスを利用するようにしましょう。
買取保証で成功するには複数の不動産会社を比較する
買取保証で成功するためには、複数の不動産会社を比較して決めましょう。
買取保証で利用できる不動産会社は一社のみであり、不動産会社によって積極的な売却活動をしないことがあります。
また、不動産会社によって買取保証額も変わるので、複数の不動産会社の中から吟味し、買取価格や信頼性の高い不動産会社を探すことでより良い条件で売却できます。
信頼できる不動産会社のポイント一覧
信頼できる不動産会社のポイントをまとめると、以下の通りになります。
項目 | 確認するポイント |
---|---|
実績と評判 | 過去の売却実績や成功事例を公開しているかを確認し、また口コミサイトやレビューなどでの評価も確認 |
買取保証の条件の透明性 | 契約書に細かい条件が記載されているか、費用の内訳が分かりやすいかを確認 |
売却活動の積極性と戦略 | 広告やオンラインでの露出、オープンハウスの開催など、不動産売却の戦略の説明を求め、納得できる活動をしているかを確認 |
コミュニケーションの質 | 質問や相談に対して的確でわかりやすい回答をしてくれるか、また顧客の意見を尊重してくれるかを確認 |
もし、売却予定の物件が古民家や特殊な立地の場合、特殊な物件を専門に扱っているかということもチェックしましょう。
不動産会社によっては特殊な条件の物件でも買取可能の場合があります。
まとめ
今回は不動産における買取保証について紹介しました。
不動産の買取保証は買手が見つからなくても確実に不動産売却ができる方法であり、早めに物件を処分したい人におすすめです。
場合によっては売却額が割安になるリスクもありますが、不動産会社を選ぶことでリスクの回避は可能です。
買取保証を利用する場合は、不動産会社を吟味し、信頼できるところを探しましょう。
京都でおすすめの不動産売却業者
センチュリー21ライズ不動産
好条件売却ができる3つの理由
- 長年の大工経験を活かした査定
- 実績1万件以上の豊富な査定実績
- スピード対応と安心取引の両立が可能