築不祥の平屋建て物件
Works

2024年1月 上京区

担当者からのコメント
Comment

担当:貞山元治
担当:貞山元治
本物件は築不詳の平屋建て物件。
本当に古い建物を何代にも渡って修繕しながら受け継がれてきたことが感じ取れる物件でした。
坪数や建築面積も良いサイズの大きさでしたが、前面道路が再建築不可だったことと土地はお寺様が所有されている借地権付き建物でした。
お寺様が土地を所有しているケースで建物を第三者様に売却する場合に売却を認めていただく代わりに譲渡承諾料を支払わなければならないケースが多いです。
古くから土地を借りて使用している場合、家賃も低く、これまで土地を使用させていただいたお礼として支払うのですが、物件によっては立地状況が悪い不動産は売却価格よりも譲渡承諾料の方が高い場合があり、売却したとしても譲渡承諾料の金額には届かずに追加で実費を支払われる方やそもそも売却自体を諦める方もしばしば見かけます。
売主様は「なんとしても譲渡承諾料と売却にかかる諸費用以上で売却をお願いしたい」とご相談をいただきました。
私としても築年数古い借地権付き建物ですが、建物には魅力があると感じており、売主様がこれまで受け継いでこられた思いを一緒に背負って売却に尽力出来ればと思いました。
販売当初から物件の条件や建物内の状況で良いお声をいただくことが出来ず、時間ばかりが過ぎていきました。
売主様も少し弱気になられることもありましたが、励ましのお声掛けをさせていただくこともあり、長い時間粘り腰で販売を行っていきました。
3年程お時間がかかりましたが、借地権付き建物をすでに取得しており、内容もご理解いただけるお客様と巡り合うことができ、無事にお取引することが出来ました。
長いお時間最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。