幅員1.3mの非道路に面す築不詳狭小連棟
Works

2022年8月 東山区

担当者からのコメント
Comment

担当:宮川和秀
担当:宮川和秀
「えーっ!そんなことってあるんですか?!」売主様もビックリ。
地番が隣といっしょ(公図錯誤)になってることが、査定時に判明。
5年前に相続してるが、司法書士としては公図も見ないのだろう。
いつからこういう状態だったのか、、、、
売却する際になって初めて判明するパターン。
土地家屋調査士に公図訂正作業を進めてもらいながらの販売活動。
幅員1.3mの非道路に面す築不詳狭小連棟。
躯体の傾きが激しく、2階を歩くと平衡感覚を失う感じがした。
超低価格帯で駅2分ということもあり、反響は多かった。
「2階に上がるとみんなダメです。」と
永澤が案内から帰ってくるたびにぼやいていた。
何人案内したか、販売開始から6ヶ月目でやっと永澤が購入申込を取り付けてきた。
意を決して訪問すると
「宮川さん、それむりですわ!断っといてください!」と怒らせてしまった。
「永澤さん、ごめん、ぜんぜんむりやった。」「そら、そうですよね~。」
と二人があきらめた2日後
「宮川さん、あの物件てそんなもんなんでしょうね。どう思います??」
と聞いてこられたので、私なりに素直に「はい、、、そんなもんやと思います、、、」
と答えたら「その人と契約しますわ!」になった。
契約後、2ヶ月かけて公図訂正もなんとか完了し、先日引き渡しが終わった。
売主さんと買主さんは初対面で、なぜかどぎついジョークが飛び交う、ハラハラドキドキしっぱなしの決済だった。
でもなんとなくおふたりはどことなく似てるような気もしました。
不動産の神様が二人を結びつけたのかどうか分からないが
本当に売れて良かったと思います。