地下鉄烏丸線五条駅徒歩圏内の路地奥再建不可物件
Works

2023年8月 下京区

担当者からのコメント
Comment

担当:宮川和秀
担当:宮川和秀
地下鉄烏丸線五条駅徒歩圏内の路地奥再建不可物件。
「どっちが越境してるかさっぱり分からない。。こんな物件でも売れますか?」という案件。
「大丈夫ですよ。」と軽く答えて現地にお伺いしたが、今までに取り扱ってきた越境物件とはワケが違っていた。
境界をA線とすると、本物件建物が約2.26坪越境していることになり
境界をB線とすると、お隣の建物が約2.04坪越境してきていることになる。
境界をA線とすると、本物件の下水管がお隣の敷地を通過して引き込まれている可能性大。
そのA線とB線の距離は約1.5m。
それぞれの一階と二階が、まるでパズルのように複雑に入り組んでいる。
大昔からこういう状態で生活してきたらしい。
お隣さんは、一切境界確認立ち合いに応じてくれない方らしく、売るなら現状で売るしかない。
たとえ、お隣さんが境界確認に立ち会ってくれて境界が確定したとしても、入り組んで占有使用している部分をどうやって解消して正すのかは至難の業。
法務局の筆界特定制度を利用すれば一年ほどで境界確定は可能だが、売主様としては現状で早期売却希望。
弊社での買取を検討したが、正直この越境問題を処理する自信がなかった。
「困ったときの神頼み」で路地奥再建不可物件に特化していて、なおかつこういう問題を抱えた物件に強い関連会社5社にお願いすると株式会社○○様が好条件を提示して下さった。
私としては好条件に思えたが、売主様にすると不足で、数回の交渉を経て買い上がっていただいてご契約となった。
5社中4社は値段すら入れてくれなかった。こんな案件はどこも嫌がる。
「そんな中、好条件を提示して下さった株式会社○○様、本当にありがとうございました!!あとが大変ですけど宜しくお願い致します!!」