修学院駅徒歩圏内、閑静な住宅地の築浅注文建築。角地。
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2022年5月 左京区

担当者からのコメント
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担当:宮川和秀
担当:宮川和秀
修学院駅徒歩圏内、閑静な住宅地の築浅注文建築。角地。
ご主人はクルマが好きで大切にされる方で2台並列できるビルトインガレージを備えていた。
、、が、これが後々ネックとなっていく。
新築時、このガレージスペースは元々屋根も壁もなく鉄骨の柱や梁のみがあった。
建確完了検査を無事終えてからベランダを兼ね備えた屋根、壁を作り電動シャッターを設けた。
工務店に言われるままそうしたが、役所から指導を受ける羽目に。
「違法建築になるので元通りになおして下さい。」と言われ、役所に乗り込み
「京都市内じゅうの違反建築を一軒残らず改めさせたらわしもなおしたるわ!」
と返すと、それ以降、役所は静かになったらしい。
その話も面白かったし、査定時に「宮川さん、これ見て帰りや。めっちゃおもろいから。。」とミナミの帝王DVD版、第一話の最初のクダリを5回くらい見せられ、二人で何度も大笑いしたのも楽しかった。

前置きが長くなってしまいましたが、そんな違反物件の販売を任された。
相場よりちょっと高めで販売活動を開始したが、なかなか反響が入らず、2カ月半過ぎたころ価格を一段階下げた。
二組ほどの内見があり購入の意思を示した方もいたが違反率が高く住宅ローンが通らず。。3か月の期限が迫ったある時、同じ左京区在住の方から反響が入った。
永澤が対応した。「市場に出た時から気にはなっていたけど、最初は高いと思ったから価格が下がるのを待ってました。。」ということだった。
内見して直ぐに永澤が購入申込を取り付け、私はそれを持って売主様のところに走った。
「満額でお申し込み入りました!現金のお客様なので違反建築も問題ありません!
良かったですね!!」と言うと
「最近相場も上がってきたし、元の価格に戻そうかと相談してたところや。」
と言われ「ここにきてナニ言うてんねん・・」と思いながら、
笑ってごまかし一気に契約の段取りをしてその場を立ち去った。
契約の時も決済の時も「元の値段にしようと思うてたところに購入申込が入ってもうて。。」と仰っていた。
間一髪だった(汗)