上七軒の老朽化激しい狭小京町家
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2022年7月 上京区

担当者からのコメント
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担当:宮川和秀
担当:宮川和秀
京町家保存継承地区内だから解体して建て売りできるのは1年後。 売主様は買取希望だったので、無難な買取価格でカッコよくまとめるところを永澤に見せようと、同行させ、膝をつき合わして「是非、○○○○万円で買い取らせて下さい。」と口説き始めたが「そんな値段では売れない。せめて○○○○万円くらいでないと。」と一瞬で断わられた。 「前道も広くスカッとしてるし、どこか買い取ってくれるやろう。」と 町家改装転売専門関連会社、建て売り専門関連会社の総当たりしたが 町家専門会社は「駅も遠いし、ツシ二階なので値段が伸びない。」と言い、 建て売り専門会社は「1年も待てない。」と言い、 ウチが提示した買取価格より遥かに低かった。 当たるところがもうないくらい当たったので 永澤と再訪問し「総当たりしたけどダメでした。ウチではテコにあわないんでよそさん当たって貰っていいですけど。」と言うと 「ほんなら、このまえ宮川さんが言うた値段でええわ!しゃーない!」となった。 予想外の展開に「関連会社全ての買取価格がウチの提示価格より遥かに低かったのでもう怖くてそんな条件では買い取れません。」とは言えないから 「銀行の担保評価も厳しくて先日お伝えした価格での買取は無理になります。」と返した。 「なんや! 2,3日で言うてることがコロコロ変わるんやなあ!!どないなっとんねん・・・」 「・・・・・」 沈黙のあと、結局、最初の提示価格より少し下で買い取らせて頂くことでまとまった。 玄関を出た時、「ハマるかな?」と聞いたら永澤は複雑な表情をしていた。 なぜ、あいみつを取ろうとしなかったのか不思議だった。 ウチに問い合わせた時点で、既にあいみつは取りまくってて、ウチの買取価格がダントツだったからウチに決めたのだとすればゾッとする。 高買いし過ぎたかもしれないが なんとか売り逃げるしかない。