築不祥の中古戸建
Works

2024年9月 北区

築不祥の中古戸建

担当者からのコメント
Comment

担当:宮川和秀
担当:宮川和秀
紫竹の2軒分。「10年前まで貸しててその後は空き家にしてる。」いう築不詳の中古戸建。
リフォームを幾度となく繰り返されてきているので原型はなく駐車スペースもある微妙な物件。町家のような、でも町家と呼ぶにはムリがあるような。。
土地40坪が二つ分なので合わせて80坪。
買取希望の為、建て売り系の関連会社数社に価格を出してもらい、一番条件の良いものを提示したが思い描いてる売却価格がおありのようで、何回キャッチボールしても、なかなかハッキリしたお返事が頂けない。
「電話では話にならない、、」と思いご自宅の綾部まで突撃訪問することに。当日は大雨で縦貫道で片道1時間半、行って会えなかったらどうしようかと思ったがチャイムを押すと出てきて下さり、ウチ以外にもう一社テンビンにかけてて、そちらの条件のほうが上らしく数日じゅうにはそちらに返事をしないといけない状況になってるということが分かった。
玄関先でものの3分。また、大雨の縦貫道を京都市内にとばした。
クルマの中で考え、建て売り系では太刀打ちできないと判断し、京町家専門の関連会社数社に提案。内見日時に合わせ、カギを借りにまた綾部を往復。
「これで勝てたやろう!」と思う○○社様の条件を提示するも「もう一社のほうがまだ上。」とのこと。なんとか仲介したい思いで、売主様から仲介手数料を頂かないカタチを提案するも「それでも、もう一社の条件のほうが上。」とのことで、あとは最後の手段、、○○社様からも仲介手数料を頂かないカタチに持ち込んだ。仲介判は押さないカタチ。
今回、限界値をはるかに超える好条件を提示して下さった○○社様の気持ちになんとか、お応えしたかったのと、とにかくテンビン負けで終わりたくなかった。
頑張りを認めて下さったのか、売主様との関係性が一気に深まり、契約に向けて話し込んでいくうちに、もう一社が提示していた価格は「買取価格」ではなく、なんと!「仲介おすすめ価格」だったということが判明した。
「買取価格にしては高いと思った~!かんべんしてよ~!」とめちゃくちゃ後悔したが、売主様もその違いが良く分かってなかったようで自身の聞き取りの弱さ、ツメの甘さを猛省し「でも、売主様も買主様も喜んで下さったことがなにより!」と言い聞かせた。
○○社様は今後、全改装してから販売していくらしく、販売開始は半年後とのこと。
当初の予定にはなかったが販売を任せて下さるようなので「今回ゼロで終わった売り上げを取り戻します!いろんなことありますが今後も一軒入魂で頑張ります!」