8年前に査定した聖護院の路地奥再建築不可
Works

2024年9月 左京区

担当者からのコメント
Comment

担当:宮川和秀
担当:宮川和秀
携帯が鳴り○○町○○様と表示された。
「あのあと貸したんで、、でも最近になってやっと空いたんで売ろうと思いまして!」と。
物件はなんとなく思い出せるがお客様の顔は一向に思い出せない。
なんかしっくり来ない査定だったことはイメージとして残っている。
資料を引っ張り出すと、8年前に査定した聖護院の路地奥再建築不可。
長い路地を入っていくと見えるのは門だけ。
1.4mの路地に門だけが面していて、その向こうが敷地。
築不詳の古民家で中庭では大木が育ち、うっそうとしていた。
土地面積や間取を再確認していくと頭や顔が蜘蛛の巣だらけになった。

売買し慣れた売主様ということもあり販売開始価格は既にご自身で決めておられて、それに従って販売活動を開始した。8年前の査定価格からすると75%。
レインズに載せると他社さんから問い合わせが殺到。。坪単価61万円。。どうやら普通の道路に面した不動産と勘違いしてるらしい。
暫くすると問い合わせもなくなり静かになった。
現状購入は一般エンドユーザー様にはキツいと判断し、古民家専門の関連会社にお願いすると、思った以上の好条件を提示して下さり、売主様も「いいでしょう!現状有姿の瑕疵担保免責なら!」と即、契約に。そして先日、無事に引き渡しを終えた。
「○○社様、この度は限界突破の好条件を提示して下さり本当にありがとうございました!」
媒介契約に持ち回り契約、、第二京阪と阪和自動車道を乗り継いで泉南市まで飛ばすこと2回。なにより、8年間忘れずにいて下さったことがうれしかった。