【不動産売却後の確定申告】流れや必要書類について徹底解説!
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【不動産売却後の確定申告】流れや必要書類について徹底解説!

不動産売却を考えている方の中には、不動産売却後の確定申告に不安がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

不動産売却後の確定申告までが不動産売却における流れと手続きです。

そこで今回は、不動産売却後の確定申告の流れや必要書類について詳しく解説していきます。

不動産売却後の確定申告とは?

不動産売却した際に出る売却益のことを譲渡所得といいます。

この譲渡所得は、給与や事業とは別の所得になり、確定申告が必要で、確定申告は、売却した翌年の2月16日〜3月15日までの期間に行わなければいけません。

確定申告書は、会社員の方には馴染みがない方が多く「難しい」「大変」といったイメージがあるかと思います。

しかし売却後の確定申告は大切なので事前に理解しておきましょう。

不動産売却における確定申告の流れ

不動産売却における確定申告の流れ

不動産売却後の確定申告の流れをご説明します。

確定申告には、「自分でおこなう」か「税理士に依頼する」の2通りがあり、税理士に依頼する場合は手間が省けますが、大きな額の依頼費がかかることが多いです。

ここでは「自分でおこなう」場合の流れをご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。


1 必要書類を用意

必要書類には、自分で準備するものから、税務署まで受け取りにいくもの、国税局ホームページからダウンロードができるものがあります。

詳しくは後ほどご説明します。


2 譲渡所得税を算出

書類を揃えられれば、まずは譲渡所得を算出します。

譲渡所得は、不動産売却価格から不動産を購入した価格、購入時にかかった経費、不動産売却時にかかった経費を差し引いて求めます。

そして税率を掛け合わせて譲渡所得税を算出します。

計算式は以下のとおりです。

譲渡所得=不動産売却価格−取得費−不動産売却諸経費−特別控除×税率

税率は不動産の所有期間が5年以下なら、短期譲渡所得となり税率は39.63%、所有期間が5年を超えていれば長期譲渡所得となり、税率は20.315%です。


3 書類に記入

税務署で書類をもらって記入することもできますが、パソコンを使用して「国税庁確定申告書等作成コーナー」にて記入すると良いです。

国税庁確定申告書等作成コーナーに入れば、画面を確認しながら、流れに従って入力してください。

計算も自動でしてくれるので、確定申告が初めての方にもおすすめです。


4 書類の提出

提出方法にはいくつか方法があります。

  • 確定申告書を印刷して郵送にて提出(郵便局に持参かレターパックによる郵送)
  • 確定申告書を印刷して直接税務署まで持参
  • e-Taxによる電子申告

毎年、税務署は混雑するのでe-Taxによる電子申告が推奨されています。


5 納税

納税方法にもいくつか方法があります。

  • 現金納付
  • 振替、振込納付
  • クレジットカード
  • 電子マネー

お好みの方法で納税をしてください。

確定申告の必要書類

確定申告の必要書類

不動産売却の確定申告に必要な書類を1つずつ、ご説明します。


1 確定申告書B様式

確定申告書B様式は、あらゆる所得に使用できる確定申告書です。

税務署にて受け取るか、国税局ホームページよりダウンロードにて入手できます。


2 確定申告書第三表(分離課税用)

不動産売却による所得は、給与や事業による所得と分けて税額を算出するので、こちらの確定申告書にてそれぞれ申告します。

こちらも税務署にて受け取るか、国税局ホームページよりダウンロードにて入手できます。


3 譲渡所得の内訳書

譲渡所得の内訳書は、売却した不動産の所在地や価格などの詳細を記入する用紙です。

こちらは税務署で受け取れますが、国税庁からも郵送されます。


4 不動産売買契約書(コピー)

確定申告には、不動産売却で締結した際の契約書も必要です。


5 登記事項証明書(コピー)

確定申告には、不動産売却においての不動産登記事項の証明書も必要です。

こちらは、法務局にて入手できます。


6 不動産売却時の経費の領収証

確定申告には、不動産売却時にかかった仲介手数料、不動産登記費用、測量費用、その他諸経費の領収証も必要です。

不動産売却における確定申告の注意点

不動産売却における確定申告の注意点

不動産売却における確定申告は、必ず売却した翌年の2月16日〜3月15日までの期間に提出する必要があります。

確定申告をしなかった場合には、罰金対象となり「無申告加算税」や「延滞税」が課せられます

悪質であるとみなされた場合には、「重加算税」が課せられることもあるので注意が必要です。

確定申告を提出したが税金を期限内に納めなかった場合にも、「延滞税」の対象です。

確定申告の提出を期限内に忘れてしまった場合には、「期限後申告」として確定申告ができますが「延滞税」は課せられます。

このようにさまざまなペナルティが処せられるので、確定申告は忘れずに期限内に行ないましょう

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不動産売却後の確定申告の流れと必要書類をご説明しました。

確定申告の流れは、1.必要書類を用意、2.譲渡所得税を算出、3.書類に記入、4.書類提出、5.納税の流れです。

そして確定申告の必要書類には、確定申告書B、様式確定申告書第三表(分離課税用)、譲渡所得の内訳書、契約書のコピー、登記事項証明書のコピー、各経費の領収証があります。

確定申告の提出や納税を期限内に行なうことを忘れるとペナルティがあるので注意が必要です。

このように不動産売却後の確定申告は、複雑で知識も要するもの。

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